冬の感染症対策に空気清浄機は必要?湿度とウイルスの関係を徹底解説

空気清浄機

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冬になると、インフルエンザなどの感染症対策として空気清浄機を検討する方が増えます。ただ、「空気清浄機を置けば感染症を防げるのか」と聞かれると、答えは単純ではありません。

この記事では、厚生労働省が公表している資料をもとに、冬の室内で目指したい湿度と室温、そして空気清浄機が担える役割と担えない役割を整理します。数字はすべて出典を示しています。

🔔 先に結論だけ知りたい方へ

冬の室内の感染症対策の土台は、換気・湿度・室温です。厚生労働省は、乾燥しやすい室内では加湿器などで湿度50〜60%を保つことを勧めています。空気清浄機は換気を補う道具という位置づけで、使うならHEPAフィルタ付き・風量5m³/分程度以上が目安です。

湿度は空気清浄機では上がらないので、加湿器と役割を分けて考えるのが近道です。
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冬に感染症が広がりやすいのは「乾燥」と「換気不足」が重なるから

厚生労働省の急性呼吸器感染症のQ&Aでは、空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下し、感染症にかかりやすくなると説明されています。そのうえで、乾燥しやすい室内では加湿器などを使って適切な湿度(50〜60%)を保つことも効果的としています(厚生労働省「令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A」)。

冬はもう一つ、寒さで窓を開けにくくなり、換気が不足しがちになります。厚生労働省の冬場の換気に関する資料では、窓を開けて換気しながらも、室温18℃以上・相対湿度40%以上を保つ方法が示されています(厚生労働省「冬場における『換気の悪い密閉空間』を改善するための換気について」)。

冬の室内で目指したい数字

項目目安出典
湿度50〜60%(乾燥しやすい室内で加湿器などを使って保つ)厚生労働省 ARI総合対策Q&A
湿度の下限相対湿度40%以上厚生労働省 冬場の換気資料(ビル管理法の下限値に基づく)
室温18℃以上同上(WHOの推奨を踏まえた値)
換気窓を少し開けて常時換気するなど、室温・湿度を保てる範囲で同上

同じ資料では、インフルエンザウイルスの不活性化率が最も高い相対湿度は約40〜60%とする報告も紹介されています。湿度を上げすぎると結露やカビの原因になるため、40%を下回らず、60%前後を上限の目安にすると覚えておくと扱いやすいです。湿度の目安の詳しい話は冬の室内湿度の理想は何%?で解説しています。

空気清浄機の役割は「換気の補助」

厚生労働省の冬場の換気資料では、窓を十分に開けると室温18℃・湿度40%を保てない場合に、換気と併せて空気清浄機を使うことは換気不足を補うために有効とされています。一方で、窓を閉めて空気清浄機だけを使うことは想定されておらず、あくまで換気が前提です。

また、この資料は、必要な換気量を満たすだけで感染を確実に予防できるわけではないとも明記しています。空気清浄機も同じで、「置けば感染しない」という道具ではありません。

感染症対策として空気清浄機を使うときの4つの条件

同じ資料では、空気清浄機を換気と併せて使う場合に、次の点に留意するよう示しています。

  • HEPAフィルタによるろ過式であること
  • 風量が5m³/分程度以上であること
  • 人のいる場所から10m²程度の範囲内に置くこと
  • 空気のよどみができないよう、外気を取り入れる風向きと空気清浄機の風向きをそろえること

置き場所の考え方は空気清浄機の置き場所で効果激変!最適配置5選、部屋の広さに合った選び方は空気清浄機は何畳用を選ぶ?にまとめています。

湿度は加湿器、空気は空気清浄機で役割を分ける

空気清浄機は、フィルターで空気中の粒子を集める家電です。湿度を上げる機能は、加湿機能のある機種でなければありません。冬の対策として湿度も整えたいなら、加湿器を別に用意するか、加湿空気清浄機を選ぶことになります。

加湿空気清浄機は1台で済む反面、加湿を使わない季節も含めて水まわりの手入れが続きます。どちらが合うかは加湿空気清浄機はやめたほうがいい?で比べています。加湿器を選ぶときの注意点は加湿器を買って後悔する5つのパターンや超音波加湿器で後悔する4つのパターンを参考にしてください。

cado LEAF 320i を4つの条件に当てはめると

空気清浄機の例として、cado LEAF 320i(AP-C320i)の公式仕様を上の条件に当てはめてみます(2026年9月時点)。

条件cado LEAF 320i の公式仕様判断
① フィルタープレフィルター+HEPAタイプフィルター+光触媒活性炭フィルター公式の表記は「HEPAタイプ」。厚生労働省の資料が挙げる「HEPAフィルタ」と同じ規格かは、メーカーに確認するのが確実
② 風量最大風量 360m³/h(=6m³/分)5m³/分程度以上を満たす
③ 置き場所適用床面積 〜42m²(26畳)人のいる場所の近くに置けるかは部屋次第
④ 加湿加湿機能なし湿度は加湿器で別に整える

風量の条件は満たしていますが、フィルターの表記は「HEPAタイプ」です。感染症対策を主な目的に選ぶなら、この点を理解したうえで判断してください。加湿機能はないので、冬は加湿器との併用が前提になります。

まとめ

  • 冬の感染症対策の土台は、換気・湿度・室温(厚生労働省の目安は湿度50〜60%、室温18℃以上・湿度40%以上)
  • 空気清浄機は「換気を補う道具」。窓を閉めて空気清浄機だけに頼るものではない
  • 使うならHEPAフィルタ付き・風量5m³/分程度以上を、人の近くに、外気の流れと同じ向きで
  • 空気清浄機では湿度は上がらない。湿度は加湿器で別に整える
  • 空気清浄機も加湿器も、それだけで感染を確実に防げるものではない

🔔 空気清浄機と加湿器を役割で分けて選ぶなら

cado の空気清浄機 LEAF 320i は最大風量6m³/分・〜26畳、加湿器 STEM 500H は超音波式に自動加熱運転を組み合わせたモデル(〜プレハブ14畳)です。価格や在庫は変動するため、最新の情報は公式サイトで確かめてください。

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参考資料

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、医療上の助言ではありません。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。

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