※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
SwitchBotのお掃除ロボットには、水拭きまで全自動でこなす上位ラインとして「S10」と「S20」があります。番号だけ見るとS20が新しくて上位に見えますが、調べてみるとそう単純な関係ではありません。
とくに給水と排水のしくみが2機種で根本的に違います。ここを知らずに買うと、「思っていた設置ができない」「別売品を買い足すことになった」ということが起こり得ます。
この記事では、SwitchBot公式サイトの製品情報をもとにS10とS20の違いを整理します。どちらが上位かではなく、どちらが自分の家に合うかで判断できる形にまとめました。
先に結論
最大の違いは「水道に直結するか、タンクに水を入れるか」です。S10は水道直結のステーションが標準で、給水も排水も全自動。S20はタンク式が標準で、週1回ほど水の補給と廃棄が要ります。一方吸引力はS20が上です。洗面所や洗濯機まわりに置けるならS10、置き場所が限られるならS20が現実的です。
「新しいS20のほうが全部上」ではありません
ロボット掃除機は型番が新しいほど優れているように見えます。実際S20は吸引力が上がり、障害物の回避も強化されています。
ところが給排水のしくみだけは、S10のほうが手がかかりません。S10は水道管に直接つなぐ小型の水交換ステーションが標準で付き、給水・排水・洗浄液の投入まで全自動で行うと公式が案内しています。洗濯機と同じように、水まわりにつないでしまえば水の世話がなくなるという考え方です。
対してS20の標準ステーションは、水タンクと汚水タンクを積んだタンク式です。公式の案内では週に一度、水を補給して汚水を捨てる運用になります。S20でも別売の「水ステーション」を足せば水道直結にできますが、それは買い足しての話です。
つまりこの2機種は、上位・下位ではなく設置環境で選ぶ関係にあります。賃貸で水まわりに機器を増やせるかどうかは事前に確認しておきたいところです。賃貸での設置全般については「賃貸でもできるスマートホーム化まとめ【工事不要・原状回復OK】」も参考になります。
S10とS20の違い
公式サイトの製品情報から、選ぶときに効いてくる違いだけを抜き出しました。
| 項目 | S10 | S20 |
|---|---|---|
| 給排水 | 水道直結のステーションが標準。給水・排水・洗浄液の投入まで全自動 | タンク式が標準(水・汚水の2タンク)。週1回ほど補給と廃棄。別売の水ステーションで直結化も可 |
| 吸引力 | 6500Pa | 10,000Pa(カーペット検知で水拭きを止めて最大に) |
| モップの洗い方 | 本体に給水・汚水ボックスを積み、水拭きしながら同時に洗浄 | ローラーモップが「濡らす→拭く・洗う→水切り→水捨て」を高速で繰り返す |
| 障害物の回避 | 公式に記載なし | AIカメラ障害物回避+側面の距離センサー |
| ブラシ | 公式に記載なし | 純ゴム製メインブラシ(髪の毛が絡まりにくい) |
| ゴミ捨ての頻度 | 4L紙パックで約70日に1回 | 4Lの抗菌紙パックで年4回ほど |
| モップ乾燥 | 50℃の熱風で自動乾燥 | 50℃の熱風(乾燥時間を1〜8時間で設定可) |
| 畳への対応 | 公式に記載なし | アプリのマップで「たたみ」指定=掃き掃除のみに切替 |
| 加湿器への自動給水 | 対応 | 対応(ただしS10の水交換ステーション=別売が必要) |
現在のラインナップと最新価格はAmazonの「SwitchBot お掃除ロボット」検索結果でも確認できます。
表で「公式に記載なし」としたのは、S10の製品ページにその項目の説明が見当たらなかったという意味です。機能が無いと確認できたわけではありません。ブラシの素材や障害物回避の方式を重視する方は、購入前に公式サイトの仕様欄で最新情報をご確認ください。
表のとおり、あとから埋められない差は「吸引力」「障害物の回避方式」「ブラシの素材」の3つです。逆に給排水の方式は別売パーツで後から変えられます。本体を買い替えないと変わらない3つから先に決めてください。
→ どこで買うのが安心か(公式・Amazon・家電量販店の違いと、保証やサポートの扱い)は「SwitchBotはどこで買うのが正解?公式・Amazon・量販店を比較」で詳しく解説しています。
買う前に知っておきたい落とし穴3つ
① S10の水道直結は「置ける場所」が決まります
S10最大の魅力である水道直結は、裏を返すと水まわりの近くにしかステーションを置けないということです。公式も洗濯機と同様につなぐ形を案内しています。
洗面所や脱衣所にステーションを置くスペースがあるか、そこから各部屋へロボットが移動できる動線になっているかを、購入前に確認してください。「リビングの隅に置きたい」という想定だと、S10の長所が活きません。その場合はタンク式のS20のほうが素直に収まります。
② S20で加湿器に自動給水するには、別売品が要ります
ここは誤解しやすいところです。SwitchBotのお掃除ロボットは、気化式加湿器へ自動で水を運ぶ連携ができます。便利な機能ですが、S20でこれを使うには「S10の水交換ステーション」が別売で必要だと公式が明記しています。
加湿器への給水を目当てにS20を選ぶと、結局ステーションを買い足すことになります。この使い方が主目的なら、最初からS10を選んだほうが話が早い可能性があります。加湿器側の選び方は「SwitchBot気化式加湿器Plusと無印の違い|自動給水で選ぶ【2026年】」にまとめています。
③ 畳の部屋があるなら、設定をひと手間かけてください
水拭き対応のロボット掃除機は、畳との相性に注意が要ります。S20については、アプリのマップ上で「たたみ」とマークしておけば、その部屋では掃き掃除だけを行うと公式が案内しています。
逆に言うと、設定しなければ畳の上でも水拭きをしてしまう可能性があります。和室がある家では、使い始める前にマップの設定を済ませてください。S10の製品ページには畳に関する記載が見当たらなかったため、和室での運用を前提にするなら公式サポートで確認することをおすすめします。
目的別・どちらを選べばいいか
- 水の世話を一切したくない/洗面所にスペースがある → S10。水道直結が標準で、給水も排水も全自動です。
- 置き場所が水まわりに取れない/設置の自由度がほしい → S20。タンク式なので置き場所を選びません。
- カーペットやラグが多い/ペットを飼っている → S20。吸引力が上で、毛が絡まりにくい純ゴム製ブラシを採用しています。
- 床にものが多く、散らかりがち → S20。AIカメラによる障害物回避があります。
- 加湿器への自動給水が主目的 → S10。S20だと別売のステーションが要ります。
どちらも決して安い買い物ではありません。スマート家電をどこから揃えるか迷っている方は「買ってよかった家電ランキング7選【一人暮らし・賃貸のスマート化】」もあわせてご覧ください。
SwitchBotのお掃除ロボットを買うなら
S10とS20はどちらも水拭きとモップ洗浄まで自動で行う上位モデルです。付属するステーションの種類と別売品の要否が価格にも設置にも効いてくるので、購入前に公式サイトで構成をよく確認しておくと安心です。
🔔 S10・S20の現行構成と最新価格は公式サイトでチェックできます
よくある質問
Q. 水道直結には工事が必要ですか?
公式は洗濯機と同様に水道管へつなぐ形を案内しており、専用の工事業者を呼ぶ前提にはなっていません。ただし蛇口の形状や分岐水栓の有無によって、追加のパーツが必要になる場合があります。賃貸にお住まいの方は、水まわりに手を加えてよいかを管理会社に確認しておくと安心です。
Q. S20のタンクはどのくらいの頻度で世話が要りますか?
公式の案内では、水の補給と汚水の廃棄は週に一度が目安とされています。ゴミ捨てのほうは4Lの紙パックで年4回ほどです。「毎日何かする」タイプの手間ではありませんが、完全に放置できるわけでもない、という位置づけです。
Q. スマホ通知や外出先からの操作にハブは必要ですか?
SwitchBot製品は機種によってハブ製品の要否が変わります。お掃除ロボットについては公式がスマートスピーカー連携やアプリ操作を案内していますが、他のSwitchBot機器と連動させた自動化を組みたい場合はハブがあると幅が広がります。ハブの選び方は「SwitchBotハブ比較|ハブ3・ハブ2・ハブミニの違いと選び方」をご覧ください。
まとめ
- S20が全部上、ではありません。給排水の手間はS10のほうが少なく、吸引力と障害物回避はS20が上です。
- いちばん効く違いは「水道直結が標準か、タンク式が標準か」。置き場所が水まわりに取れるかで答えが変わります。
- S20で加湿器へ自動給水するには、S10の水交換ステーション(別売)が必要です。ここを見落とすと買い足しになります。
設置場所という条件を先に決めてしまえば、この2機種で迷う時間はかなり短くなります。購入先による保証やサポートの違いは「SwitchBotはどこで買うのが正解?公式・Amazon・量販店を比較」にまとめていますので、買う前に一度ご確認ください。


コメント